神戸市長選 矢田氏の3選
25日投開票された神戸市長選は、民主が単独推薦した無所属現職の矢田立郎氏(69)が3選を決めた。政権交代後、現職が民主単独推薦で臨んだ初めての首長選。小沢一郎幹事長自らが陣営を訪れ激励するなど、党本部も「民主」の看板をかけて支援したが、無所属新人でIT会社顧問の樫野孝人氏(46)に、約8千票差にまで迫られる苦しい勝利となった。
「本当に大激戦だったが、みなさまの熱い思いで勝利することができました。数字的にみても今までで一番厳しい戦いだった」
午後10時50分すぎ、神戸市中央区の選挙事務所。当確の報に沸く支持者らを横に、矢田氏はほっとした表情を見せた。
助役出身である矢田氏に対し、樫野氏は「60年続いた官僚主導型の政治からの変革」を掲げた。選挙戦で敗れたとはいえ、樫野氏を支持した票はそのまま現職の矢田氏への"批判票"ともいえる。
民主単独推薦を発表した会見で、矢田氏は「今後の市会運営は民主に軸を置いてやっていく」と明言し、自民、公明の県連幹部らの批判を買った。だが、民主単独では議会の過半数に届かず、"切った"自公の協力は今後も不可欠だ。しかし公明の市議幹部は「従来通りというわけにはいかない」と話すなど、今後の市会運営は、波乱含みだ。
神戸市は現在、次期総合計画を策定中。矢田氏はこの日の投票結果を受けて、「批判的な意見も取り入れていきたい」とした。
2009年10月26日




